2010年07月25日

欲望という名の電車(エリア・カザン)

手塚治虫先生が「七色いんこ」中で取り上げていたので,知った気になって学生時代に一度観て「どよ〜ん」となったのを覚えています。
だって,そりゃないでしょう,って場面の連続です。
当時はマーロン・ブランドの野性的な魅力しか目に映りませんでしたが,やっぱりある程度年をとってみるとビビアン・リーの可哀想さが印象的です。

大きくなるまでいいわいいわ,で何の苦労もなく育ってでも地主だった時はいろいろな理由でなくなって,ちょっと精神的に病んだ末に妹の住む町まで「欲望」という名の電車に乗ってやってくる。
そこでは嘘をつかなければ生きていけず,妹の夫には連日罵倒され,隠していた過去まで暴かれてしまう。
結局は精神病院に連れて行かれてしまう,のですよ。

男の目と女の目ではまったく違うのかもしれませんが,実は可哀想なのはビビアン・リーだけではなくて,マーロン・ブランドもそうかもしれない,と感じてしまいました。
困りますよ,こんな義姉が飛び込んできて居座られた日には…。

で,三船の最初の頃の魅力はこのブランドのようだったのかもしれないなぁ,と別の感慨も抱きました。

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hahmiya1 at 22:16│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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