2010年07月24日
女信長(佐藤賢一)
なるほど,なるほど,この大いなる嘘に引き込まれてしまう自分がいました。
信長が女なればこそ納得できることも多く提示されており,斉藤道三に見込まれるところから,本能寺の変の秘密まで一気に楽しめる展開でした。
でも,個人的にいけなかったのは明智光秀=天海,の設定を使ってしまったところでしょうか。
物語を締めるために必要な措置だったのかもしれませんが,ちょっと安直だったかもしれません。
でも,それを除けば浅井長政を愛人としてその裏切りさえも御市の方の仕業と考える,光秀に対しては女として向き合い,最後素性を明かしてからは辛く冷たく当たる(更年期?),秀吉に犯されそうになる,などなど奇想天外でありながら,納得させられてしまうという傑作でした。
それでも男性作家が歴史上の人物を男女逆転譚として書いたことに納得していいのか,とも思います。
この設定を使って,女性作家が書いたらどうなるのだろう,と思いをはせました。

女信長
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信長が女なればこそ納得できることも多く提示されており,斉藤道三に見込まれるところから,本能寺の変の秘密まで一気に楽しめる展開でした。
でも,個人的にいけなかったのは明智光秀=天海,の設定を使ってしまったところでしょうか。
物語を締めるために必要な措置だったのかもしれませんが,ちょっと安直だったかもしれません。
でも,それを除けば浅井長政を愛人としてその裏切りさえも御市の方の仕業と考える,光秀に対しては女として向き合い,最後素性を明かしてからは辛く冷たく当たる(更年期?),秀吉に犯されそうになる,などなど奇想天外でありながら,納得させられてしまうという傑作でした。
それでも男性作家が歴史上の人物を男女逆転譚として書いたことに納得していいのか,とも思います。
この設定を使って,女性作家が書いたらどうなるのだろう,と思いをはせました。

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