2008年08月

2008年08月31日

この世界の片隅に<中>:こうの史代

広島と戦争というキーワードはいつの間にやら自分の中に組み込まれていますが,はっきり覚えている記憶としては小学4年生の国語の教科書に載っていた「すいかの種」というお話です。
はたしてどんな内容だったのか詳しくは覚えていませんが,広島の近くにいた主人公が遠くに落ちた原爆を見て頬にチクッと痛みを感じた,様なそんな描写を記憶しています。
そして当時私は国語の時間の音読が大好きで,授業の時などは頻繁に手を上げて読み上げていました。
このお話を取り上げる直前でしょうかね,担任の先生からある宿題が出ました。
お母さん(もしくはお父さん)の前でこのお話を読んで聞かせて,感想を書いてもらいなさい,と。
音読が好きだったからもありますが,私は嬉々として母の前で「すいかの種」を読みました。
終わってみると母は教科書の開いている部分にびっしりと感想を書いてくれました。
4歳で終戦を迎えた母にとってこのような戦争物については書きたいことがあったのでしょう。
次の日,学校に行った私はこの母親の書いた感想によって国語の授業の主役(?)になりました。
大概の級友たちの教科書には一行か二行のかんたんな感想しか書かれていなかったのです。
当時,周りのもっと若い母親たちにちょっとあこがれていた自分はこのとき自分の母親を本当に誇らしく思ったものです。
そしてその授業で私は「すいかの種」をみんなの前で読みました。

本書で時代は昭和20年の3月になりました。
悲しい結末になりませんように…。

この世界の片隅に 中 (2) (アクションコミックス)



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2008年08月24日

ウルトラマンTHE FIRST3(高田裕三)

てっきりウルトラマンの物語に沿って壮大な描き方をするのか,とちょっと期待していたのですが,さすがにそんな無謀なことをするわけも無く,結局バルタン星人が悪の元凶というありがちな運びでした。

でも最期のゼットンが現われてからの盛り上がりは一見に値します。
宇宙空間からのテレポーテーションもありましたし,巨大なゼットンとの戦いは迫力ありました。
そして人類の楯となって散ったウルトラマンの前にはやはりぞフィーが現れました。
しかし,最後の最後は予定調和的でちょっと肩透かしでした。

絵柄も嫌いではなかったし,もう少し続いてもよかったのですけど。
掲載誌の移動とかありましたからね…。

ウルトラマン THE FIRST (3)



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2008年08月23日

PLUTO6(浦沢直樹×手塚治虫)

記憶の消去や捏造が出来るようになったらどうでしょうか。
過去にしでかした罪を忘れ,ありもしない功績を植えつけて生き続けたらそれは幸せになれるのか。
事故や病気でランダムに過去を忘れてしまうことはありますが,それが作為的に出来たらもはやそれは人間とはいえないのかもしれません。
多くの学者や作家が人間と機械(ロボット)の違いを定義づけようと頭をひねっていますが,意外とこの「記憶」というのは大きなキーワードのひとつになりえる気がします。

さて,本巻ではゲジヒトが自らの過去の消去された記憶に気がついてしまいます。
それを知っているのかいないのか,彼の奥さんは伝馬博士に出会ってしまいます。
アトム復活の予感!?。

PLUTO 6 [別冊冊子付き豪華版]―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (6) (ビッグコミックススペシャル)



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2008年08月17日

手塚治虫WORLD 青年マンガ編(監修・文:みなもと太郎)

少年マンガ編よりもお買い得感の高い一冊です。
「アドルフに告ぐ」「陽だまりの樹」「火の鳥・太陽編」などなどの雑誌掲載版の最終部分が拝めます。

そうそう,陽だまりの最終回はこんな感じだった。
小学生だったか,中学生に上がった頃か本屋さんで立ち読みしましたよ。
くりくり坊主頭でビッグコミックを立ち読みしている中学生,どうなんでしょ。

そして本書の目玉は「ひょうたん駒子」の雑誌版完全復刻です。
当時の世相風俗を生かした台詞が多く見られ,非常に興味深く読めます。
そうか,こんな話だったのか。
たぶんこれまでもちゃんと読んだことなかったのでしょう。

手塚治虫WORLD 青年マンガ編



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2008年08月12日

プーケット旅行第3日目

最後は12時にホテルを出なければならないので,朝食後3人で海岸に出かけていきました。
カロンビーチです。
やはり波が高いので,泳ぎはしませんでしたが,娘をちょっとだけ波に触れさせました。
特に嫌がるような感じはなくてよかったです。
砂浜は小さい蟹がそこかしこを歩いていて楽しかったです。

荷物をまとめて今回の小旅行も終わりに近づきました。
最期に驚いたのは帰りの飛行機の子ども率の高さでした。
もう見渡せば子どもばっかり。
日本人や西洋人やアラブ人など色々。

今回感じたこと。
プーケットの公用語は英語である。
下手なタイ語より下手な英語の方がよほど通じる。

はぁ〜,疲れた。
でもまたどこかに出かけて行きたいです



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プーケット旅行第2日目

朝起きてとりあえず朝食です。
この朝食の良し悪しってホテルの良し悪しに大きく関わります。
とあるフリーペーパーに載っていた一滴ずつたれてくる蜂蜜が今回のお目当て。
非常に濃厚な蜂蜜でした。
子供用のイスもちゃんと用意されていて,好印象。

そのあとはトゥクトゥクを使ってパトンビーチにあるジャンセイロンというショッピングモールに行きました。
この往復で600バーツ。
不当に高いと感じるのは観光客ではなくて住民だからでしょうか?。

昼食はホテル内のCafe Studioでトムヤンクンピザを賞味しました。
結構辛かったけど,おいしかったです。
昨日の夜のトムヤンクンに比べると…。

そのあと私は昼寝にまどろみました。
かみさんと娘は部屋についているプールで遊んでいたらしいです。

夜はホテル内のPacificaというレストランに行きました。
和洋折衷,ではなくて亜洋折衷のフュージョンっぽい料理が並んでいました。
色々頼みましたが,ぜんぶで2000バーツいきませんでした。
結構良心的。

お腹いっぱいになって,即寝しました。



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プーケット旅行第1日目

うちのかみさんにとっても,子どもにとっても初のタイ国内旅行です。
朝10時に社宅を出発。
ドンムアン空港なので,11時前に到着しました,やはり近い。
出発まで2時間くらいあるので,バルクヘッドがとれました。

しばし待って飛行機に搭乗。
やはり広い,この席はエコノミーでもかなり快適です。
でも窓がないんですよねぇ,ちょっと残念でした。

空港には旅行会社の車が待っていてくれました。
でも忘れていたなぁ,空港からパトン・カロンまでって1時間もかかるのかぁ。
ホテルに着いたころにはちょっと疲れてしまいました(^^;)。

ホテルはMovenpick resort & Spa(Oはウムラウト)。
部屋はプール付きのプルンジ・プールヴィラ。
いたずらに広くなくていい部屋です。

一息ついて海岸に出かけていきました。
でも今の季節は波が高いので,海にはいるのはちょっと危険です。
砂浜を少し歩いてホテル内のカフェでMovenpick Ice Creamを賞味しました。
これは美味しいですよ(値段もすごくいいけど…)。

夜は地球の歩き方に載っていたSUNSETって所に行ったのですが,これがちょっと外れ。
観光客をなめているような料理といいましょうか,言い過ぎか。

ホテルに帰っては吸い込まれるように眠りました…。



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2008年08月03日

ALWAYS 続・三丁目の夕日(山崎貴)

大ヒットした作品の続編。
前作でも続きが作れそうなヒキは多くあったので,さほど無理に作ったような感じもなく,キャラクターたちはそれぞれたっていたし,面白かったです。
子役達も前作そのままに引き続いていて,非常によかった。

今回は多くの恋愛が描かれていて,それらがそれぞれにまとまっていました。
一平の甘酸っぱい(いや酸っぱい)初恋,ロクちゃんの同郷の男の子との恋,そしてお母さんの昔の恋人との再会と多彩でありながらお約束のように流れていきました。
もちろん茶川さんはちゃんとハッピーエンドだったし。

なんだかまとまりすぎていて肩透かしのような…(欲張りな)。

ALWAYS 続・三丁目の夕日[DVD通常版]



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2008年08月02日

逆説の日本史12(井沢元彦)

関ヶ原,大坂の陣に至るドラマというのは日本史の中でも最も面白く,ドラマティックで,私の心を鷲掴みにして離さない時代といえます。
それは真実がどうあれ,水呑百姓から天下人になった豊臣秀吉の晩年の寂しさ,狸親父たる家康の狡猾さ,石田三成の律儀さ,真田幸村や後藤又兵衛の最後の侍たる散り際,豊臣秀頼の悲劇的な最後といった事実がとにかく面白いからに他ありません。

今まで色々な逆説を繰り広げてくれた筆者が本巻ではどのような説を出してくれるのか楽しみでしたがいい意味で裏切られたというか,これまでに語られて来たような内容で何やら安心して楽しみながら読むことができました。

それでも第三章で宗教やケガレ等の話題が出て来た所がようやく筆者の面目躍如でしょうか。
東西本願寺の内容にしてもさほど目新しい事柄ではなく肩の力を抜くことのできた一冊でした。
やはり好きな時代だけ今までに多くの書物に接して来て,様々な説に出会って来たからでしょうね。
みなもと太郎氏の「風雲児たち」で江戸時代の面白さを知ってしまった後で続巻がどのような内容になるのか,楽しみです。


逆説の日本史 12 近世暁光編 (12) (小学館文庫 い 1-21)


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