2008年02月

2008年02月24日

日本の10大新宗教(島田裕巳)

多分大多数の人がそう思っているように私も無宗教だと思います。
日本人の多くはそう思っているでしょうし,ただその一方で神道と仏教が混ざり合った不思議な生命観で生活しているのもまた事実でしょう。
そんな中でいろいろな新(興)宗教の事件が起こったりすると「やっぱり宗教は危ない」と簡単に思ったりしてしまいます。
個人的には宗教はすべて正しくて,同時にすべて間違っているという考えなのですが,ある特定の考えだけを正しいと思ってしまうとそれなりに問題が起こってしまいます。

本書は明治以降におこった宗教の中でも大きなものを10個取り上げています。
その中でも5個しか知らなかったんですが,それぞれの成り立ちにはそれなりにドラマがあるんだなぁ,と思いました。
誤解を恐れずにいえばどの宗教も面白そうです。

大学を卒業するときに10日ほど関西をひたすら歩いたことがありますが,そのときに奈良で天理教の施設があってどこまで行っても壁が続いていた,という記憶があります。


日本の10大新宗教 (幻冬舎新書 し 5-1)


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2008年02月23日

大日本人(松本人志)

なんじゃぁこりゃ〜と思ったラスト。
とまぁ,それはさておき。

CGによる戦いシーンをのぞいて2人称というかインタビュー形式で進む映画でした。
松ちゃんも演技をしているというよりも,日常の中で撮影をしている感じ。
カメラも固定されていないのでちょっとしたドキュメンタリーのような印象が残ります。

実際にウルトラマンみたいな人がいて,その素性が知られていたとしたらきっとこんなことになるんだろう,という解釈なんでしょう。
やはり国が管理しなければならないでしょうし,迷惑を被る人だって当然いるわけです。
圧倒的な戦力を持つことの恐ろしさ…。


大日本人 通常盤


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2008年02月17日

機動戦士ガンダムさん みっつめの巻(大和田秀樹)

今回の帯を見て驚きました
「累計100万部突破」
いやいやこんな本(失礼!?)が100万部も売れるなんてこの世も末…。
とその中の3部に貢献している自分が言ってはいけませんけど(^^;)。

相変わらずばかばかしいけど笑ってしまうガンダムネタです。
劇場版を1回見ただけのうちの奥さんも面白いと言っていたので当たり前に面白いのでしょう。

私が好きなのは「ガルマくんの章」です。
あんなになってしまったザビ家の人たちももしかしたらこんな中から立ち上がって来たのかもしれない,って微笑ましいエピソードとともに読んでいます。
まぁ,元々フィクションのアニメーション設定の前をたどるものなのでどうでもいいんでしょうけど,既に一つの歴史と化している宇宙世紀の中でこんなことがあってもよかったよね,と思います。


機動戦士ガンダムさん みっつめの巻 (角川コミックス・エース 40-20)


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2008年02月16日

ぼくらの8(鬼頭莫宏)

生き残っている子供はあと5人。
その中の二人が本巻で消えて行きました。
非常に気になる伏線を多く残しています。
契約をしていなかった奴。
でもその裏で契約していなかったはずの彼女が呼ばれてしまう。
いやいや,いったいどうなっているんでしょう。

男グループの中では一番普通っぽかったカンジが乗り込みました。
なんだか飄々としていて,何かいろいろこいつは知っているんじゃないか,等と思っていたら次巻以降につながるであろう発言をいくつかしてくれました。

それにしても「ザ・ムーン」は読んだことがないのでよくわからないんですが,暗い話ですよね。
でもこの暗さがたまらない。
死んで行った子供たちの家族のその後とかほとんど出てこないのが潔くていいです。
そういうの描きだすともっとドロドロして来てこの作風にはあわない。
読み出した頃は感情移入しにくい絵柄だったんですが,今ではこの絵柄がかえって悲しさを際立たせている気がします。


ぼくらの 8 (8) (IKKI COMICS)


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2008年02月10日

東京奇譚集(村上春樹)

5つの短編からなるちょっと不思議物語です。
どれもやはりの村上節なのですが,面白さのムラが大きくて(^^;)。
一番最初が一番面白くて,一番最後が一番面白くない,という短編集の構成としてはあまりよろしくない展開かと思いました。

そしてもう一つの不満が「東京」である必要があったのかということ。
都会的な村上さんの文章であればそれがロンドンでもニューヨークでもよかったような気がします。
東京に住んだことはありませんが,荒俣さんの影響ではないけどやはり東京ってのは色々怪しげな雰囲気がもっともっとあるべきであって,せっかく村上さんが東京をわざわざ冠して小説書くならもっと東京らしさを出して欲しかったなぁ。
村上ファンだからあえて言います。
もっと面白くできたはず,だと。


東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)


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2008年02月03日

Charlie: The Life and Art of Charles Chaplin (Richard Schickel)

中学生時代くらいにはまったチャップリン映画。
当時の友人たちに勧めてもなかなか目にはしてくれませんでした。
「ちょっと古くさい喜劇映画」くらいにしか誰もが思っていなかったのでしょう。
いや,そうではなくて泣けるんだから,とか色々説得してまわった思い出があります。
それから20年くらい経ちますが,やっぱり大好きでチャップリンと聞くとなんだか顔がほころんできます。

日本チャップリン協会なんてものもできてしまって,海外にいて何もできないのに名前だけは連ねておこうとその中のファンクラブにはしっかり入会してしまいました。
本作の中でもどなたかがおっしゃっていますが,「劇場の大画面で見るとさらに迫力だろう」と。
恥ずかしながら劇場でチャップリンは一度も見た頃がありません。
生誕100周年で日本にいればいろいろなイベント等もあったのに,参加出来なかった…。
次は200周年,いないな自分が。
でもきっと祝うのでしょう,その時代のファンたちが。
そう信じることができるチャップリンのファンに自分が慣れたことを素直に喜びたいです。

そしてこんないろいろな人たちが思い出やその価値を語り合う映画があることにも素直に感謝したいと思います。


チャーリー・チャップリン ライフ・アンド・アート


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