2007年02月

2007年02月19日

父の肖像・上(辻井喬)

父と息子というテーマの作品が多い筆者ですが,本作は正に極めつけ,というかどう見ても本人とその血族を描いているのがわかります。
語り部は恭二,弟は清明,などなど。
知っている人が読めばはっきりわかるネーミングには失礼ながら笑ってしまいました(^^;)。

私は,というかたぶん一般的に育っている人の多くは父親とのいろんな心の入れ違いなどはあっても「確執」といえるようなことはそうは無いかと思います。
文学を志しながらも,その血に従って実業界で生き活躍して,そしてやはり文学を忘れなかった筆者の切実とした思いが伝わってきます。
いったい私自身がなぜ,この人の小説を読み出したのかがよくわからないのですが,文庫になっているものはたぶん全部読んでいるかと思います。
なんだか好きなんですよね。
自分の生活には無いにおいのようなものを感じます。

父の肖像〈上〉



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2007年02月18日

雷垃麺

スクンビット33をちょっと入ると,ノボテルホテルがあり,その前のソイを入っていきます。
なんとなく今の主流ではないな,という雰囲気のある路地なのですが,その端のほうにありました。
ちょっと入るのに躊躇してしまい,2度往復しました(^^;)。

ええい,味は見た目ではない,と自分を励ましドアを開けました。
セオリーどおり,塩ラーメンと餃子。
しばらくするとオーナーらしい親父さん(日本人)が来ていた客とビールを飲み始めました。
なんだかやばぁい雰囲気…。
ただ運ばれてきた塩ラーメンはそこそこおいしいんです。
麺は私好みの縮れ麺です。
餃子はいまいち。
それでも合わせて190バーツだったので,まぁいいとしましょう。

もうちょっと入り口の雰囲気をラーメン屋らしくすればねぇ…。



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2007年02月12日

王将

半年くらい前に「あの王将がタイ進出」という広告がフリーペーパーなどに載りました。
ぼくはもともと「王将」自体を知らなかったので,特に大きな興味もなく新しいラーメン屋が出来るんだなぁ,位の気持ちで居ました。
そしたら本物の王将がタイの王将は本物ではない,とか言い出して結局本場の王将で働いていた人がこっちでお店を出したとかいう話になりました。
で,実際に行ってみたら「タイの王将」って看板が出ていました(^^;)。
場所がスクンビットの33より少し若い側に行かなければならないので,BTS使ったりする人には少し不便かもしれません。

せっかくなので餃子とラーメンを食べました。
美味しい餃子でした。
日本の焼き餃子っぽい感じでした。
値段も6個で70バーツと手ごろでした。
ラーメンはそれなりに美味しかったのですが,ちょっと量が少なめだったのが不満ですね。
色んなおつまみ系のものもあったので,また挑戦しようかと思います。



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2007年02月11日

カフェ・G

BTSはチットロム駅を降りてすぐ,かつてのメリディアンプレジデントホテル,今はホリデーインになっている建物内にあるレストランです。
今まではずしたことのない雑誌「旅」で紹介されていたので,身重のおなかを抱える奥さん連れて行ってきました。
ランチタイムだったので,ビュッフェとアラカルトと両方ありましたが朝もほとんど食べずに準備万端だったので,ビュッフェにしました。

外から見た感じでは結構狭そうだし,あまり期待できないかな,と思っていたのですが,なんのなんの奥行きがかなりあってお料理も色々取り揃えてありました。
パスタもある程度作ってあるのをその場でゆでなおしてくれたり,ナンとカレーがあったり,なんちゃって入ってますけどお寿司もあったり,好感がもてたのは野菜関係が充実していることです。
冷野菜から温野菜まで,かなり健康志向。

そろそろおなかいっぱいだね,というところでチェックビンをしようと思ったら,ケーキやアイスもあるからどうだ,といわれてついつい食指が伸びてしまいました…。
アイヤー,やらかした,という感じでその日は夕飯まで響き,もたれたおなかを抱えてしまいました。



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2007年02月06日

日本沈没(樋口真嗣)

政府の視点と市民の視点が交互に入り乱れている,というのが率直な感想です。
両方とも書きたかったのはわかるんだけど,結局主人公二人の恋路が妙に中途半端で,物足りない…。
その分,きりりとしたマオさんとちょっとマッド入っている豊川さんは非常に良かったなぁ。
この二人を主役にした大人のドラマでも良かったかもしれない。

ドラマ部分を差し引いても津波やら地震やら,スペクタルな部分はさすが樋口監督の面目躍如。
ハリウッド映画で観られるようなのとは一味違った味わいがありました。

吉田日出子さん,久しぶりに見たなぁ,相変わらずかわいらしい(^^)。
丹波さんも写真で出てたなぁ,ほろっときた。

日本沈没 スタンダード・エディション



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2007年02月05日

逆説の日本史8(井沢元彦)

作者が本書の中でも言っていますが,室町時代ってあまり面白い時代ではないです。
末期は戦国時代に突入するので,歴史好きにはたまらなくなりますが,それまでって正直とっつきにくいのが正直なところです。
今までは足利尊氏ってなんだか曖昧な人物のような気がするし,南北朝時代はその成立から崩壊(?)までが教科書的にはうまく説明できていないと思っていました。
でも井沢氏説を読んでいると,教科書がうまく説明できないのも仕方ないのかな,と変に納得してしまいました。

本書はその後の時代です。
やっと応仁の乱にいたってくれます,ふぅ。
でもこれが逆説で語られるので,またまた頭が混乱と知恵熱の嵐です。
どうりで本書のサブタイトルも「中世混沌編」です(^^;)。
東軍,西軍の色々な人物が入り乱れてきて難しい,というのが読後の感想です。
ただ,勉強ではないのでそこら辺は軽く読み流しました。
面白かったのは最後の章でかかれる室町文化の部分です。
演劇,将棋,果ては折り紙までがほほぉ,と目から鱗こぼれること確実です。

逆説の日本史〈8〉中世混沌編―室町文化と一揆の謎



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2007年02月04日

機動戦士ガンダムさん"つぎの巻"(大和田秀樹)

アニパロの元祖って言ったらみんだなおさんでしょうか。
かつてOUTという雑誌があり(今もある?),確かその中で色々描かれていたんじゃなかったかな。
単行本も一冊,実家のどこかにあるかもしれません。

ただ,今は「ガンダム」というのがひとつのジャンルになりつつありますからねぇ。
本作も"あの"シャアをお笑いにしているのが特筆だと思います。
ま,あのようにシリアスな過去を持っていたり,今でも語り継がれるような名台詞を言ったりしているキャラクターって,パロディにしやすいのもまた事実のような気がします。
ブラック・ジャックだってそうだし…。

そんなこの一冊の中で,最後に収録されているザビ家の平和な時代を書いている短編が異色です。
個人的にはちょっとホロッと来てしまい「負けた」と思いました。

機動戦士ガンダムさん (つぎの巻)



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