2007年01月
2007年01月28日
ついてない日々の面白み(よしもとばなな)
いまの自分にぴったりのタイトルのような…。
最近いろんなことで落ち込んだり,考え込んだりすることが多いのですが,案外そんな日々ってのは当たり前なのかもしれないし,その中でちょっとした発見をしたりするのが面白いのかもしれません。
ばななさんの本は死と直面したりとか重たい内容も多いのですが,それは作者本人が日々感じ取っていることを小説にするという才能を駆使しているのだなぁ,というのがこの日記を読むとわかります。
ただ,自分がどうしようもない局面に追い込まれた時には自分自身の背中を「ぽんっ」と押してくれるもう一人の自分がいるのでしょう。
そんなもう一人の自分が現われるまでは,このタイトルのような日々をそれなりにすごすのもまた一興なのかもしれません。
ともかく日々成長を遂げているチビラ君の姿になにやら他人事とは思えない感情が出てきている今日この頃です(^^;)。
ついてない日々の面白み―yoshimotobanana.com〈9〉
2007年01月26日
20世紀少年22(浦沢直樹)
ある時からか2ちゃんねるで20世紀少年スレを見だして以来,ついつい読んでしまって(^^;),この単行本も手に取る前にその内容をほとんど知ってしまっていた次第…。
結構ぎゃぁぎゃぁ言われている割には,んそうでもないかな,という気も実際読んで思いました。
確かに二人目のお面の正体が誰か,とかは収拾つかないだろうと感じます。
ここまで風呂敷広げてしまって,ちゃんと納得のいく説明つきで大団円を迎えることが出来たなら,「21世紀の手塚治虫」の名もちょっとは(おい,ちょっとかい!?),認めてあげましょう。
お願いだから夢オチとか,タイムマシンの出現とかはやめてほしいものです。
少なくともフクベエの正体が出たあたりまでは傑作の名に恥じない名作だと思います。
あと1冊分くらいで終わるんでしょうが,どうか最後の締めはしっかりと。
2007年01月21日
PLUTO4(浦沢直樹)
物語が入り組んできて,なかなか前へすすまない感がある本作ですが,いよいよ「あの」天馬博士が登場しました。
そうだよ,この人が出てこなくてはアトムは始まらない。
肝心のアトムも壊れてしまったし,やはり博士が直すのでしょうか。
百万馬力にしてしまうのでしょうか。
今後の展開に興味は尽きません。
それにしてもロボットに感情を与えてしまっているのに,人間を殺すようにはプログラミングできない,というのもちょっと納得するのは難しいです。
お茶の水博士はロボット法を説明し,幾重にも張り巡らされたセキュリティによって云々,といいますが現代でもセキュリティってのは結局いたちごっこによって壊されていきます。
それを打破するような新技術がない限り,結局人間の良心に頼る,という不安定要素が取り除けないのだ,と思います。
怖いですね,将来未来。
2007年01月20日
逆説の日本史7(井沢元彦)
室町幕府の将軍で名前がすぐ出てくるのは尊氏,義満,義政,義輝,義昭,くらいのもの。
本書の5章で出てくる「恐怖の魔王」こと義教ははっきり言って知りませんでした。
日本史を学校でやったのは中学までなので,たぶん義満が南北朝を統一した後はいきなり応仁の乱だったのでしょう。
さて,高校で日本史を一切やっていないのは,いいんだろうか?。
その義教のやったことってのが筆者も言っているように信長そっくりなんですね。
もとい,信長がそっくりなんですね。
歴史の陰って面白いなぁ,と本当に思います。
もちろん日本史の不思議さというのも繰り返し語られます。
権力の集中に非難囂々する日本人。
しかし,権力が分散され,世の中がまとまらなくなると当然,乱世に向かうわけです。
もちろん必要なバランスがあるのはわかっていますが,このシリーズを読んでいると歴史学をやってみたくなります。
「総括歴史学」みたいなので,自分で色々な仮説を立ててそれについて資料調べたり,色々するのはきっと楽しいのでしょう。
2007年01月19日
贈る物語(瀬名秀明・編)
(編)に騙された。
いつぞやも「よしもとばなな・編」に騙されて買った本があったような,なかったような。
ただ,どちらも当たりでしたけどね(^^)。
こういうのって普段接することのない作家の作品に触れる良い機会だと思います。
私のように作家で偏った読書をする人間にとっては,いい体験です。
いい意味で騙された,って感じです。
でも意外な感じだったのは瀬名さんだったら藤子さんの短編を何か収録するのかと思ったんですけどね。
ただ,その代わり,といったらなんですが,岡崎二郎さんの少し不思議漫画は非常に良作でした。
もっともっと読んでみたい漫画家さんですね。
それから「ニュースおじさん」という短編小説があるんですが,これが怖い。
ホラー小説家,と思ってしまうような内容です。
最後はちょっと肩透かし,というかほのぼのとなるんですけどね(^^;)。
2007年01月15日
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN14(安彦良和)
もはや歴史と化している感のあるガンダムです。
正にヒーローとなるシャアの横で歯軋りする黒い三連星。
自分にない才能に嫉妬するガルマ。
そのシャアを使いこなそうとするドズルなどなど。
本編を彩るキャラクターたちがさまざまに混ざり合っております。
やはりガンダムの主役はシャアなのだなぁ,と再認識します。
そんな中で,アムロやカイ,フラウなどが最後に登場して,ほのぼの感を演出しています。
彼らはまだまだ巻き込まれていないのです。
しかしそのかげでセイラさんは暗い影を落とそうとしている,というところで本編にもどるようですね。
次巻ではミハルが出るみたいで,楽しみなところです。
2007年01月14日
ALWAYS 三丁目の夕日(山崎貴)
自分が生まれる15年位前が舞台のノスタルジック感満載の映画。
なぜか知らない風景なのになつかしく感じてしまうのはどうしてか?。
そう感じなければいけない義務感のようなもの?(^^;)。
自分が体験したかったのに出来なかった,そんな時代を見ることが出来た,というのはうれしいものです。
そういった意味でも大人のための映画であって,いま10代位の人がこれを見てどう思うかは興味津々です。
出演者も提真一さんや吉岡秀隆さんなどの芸達者な方たちに囲まれて,子役たちが本当,生き生きと演じていました。
仮に続編が作られたとしてもあの子達は成長してしまうのだから,と思うとそこのところでセンチメンタルになってしまったりします。
2007年01月13日
ウルトラマンTHE FIRST2(高田裕三)
非常に苦しそうなウルトラマン。
数年前に公開した映画のULTRAMANもそうでした。
正義の味方が完全無欠だっていうのはちょっと時代遅れなのでしょうか。
はたまたこれがやはり高年代むけの漫画作品だからなのか。
私自身もそれなりに年がいっているウルトラマン好きですが,正直言って最近の作品群に触れるまでは苦悩する,ということにはあまり理解できませんでした。
確かにウルトラマンは最後はゼットンにやられてしまうし,ウルトラセブンの最終回は辛そうで涙なしには見られませんが,ちょっと違うんですよね。
グリーンモンスにもアントラーにも素直に勝てないし,ものすごく人間くさいウルトラマン漫画だと思います。
でもだからといって親しみやすい,というのとも違う。
掲載誌の特撮エースは休刊のようですが…,続きは!?。
2007年01月09日
明日の記憶(堤幸彦)
事前情報で「どよーん」とするのはわかっていました。
ただ,最初の10分くらいでかなりきました。
自分の周りにアルツハイマーになった人がいないので,実際にどれだけ大変で辛いのかはわかりません。
奥さんと二人で見ていたのですが,お医者が本人に告知する場面では「末期癌です,って言われるのとアルツハイマーです,って言われるのだったらどっちがいいだろう…」という会話になって,二人で無言でした(−−)。
自分のままで居られるけど,最後がわかってしまう前者と,自分がわからなくなってしまう後者…。
個人的には前者でしょうか。
どちらにせよ,映画の中の渡辺謙のように発狂したようになるのでしょうね,きっと。
でもそんなのいつどうなるかわからないんだから,その時にどうするのかとかはちゃんと奥さんと話し合っておくべきなんだろうなぁ,と思いました。
映画的には最後の方がちょっと駆け足状態な感じで,樋口可奈子がどうやって渡辺謙のいる場所がわかったのか,ってのがちょっと?でした。
予想するに施設の案内の入っていた封筒を夫が見たのを気づいて,そこに連絡を取り,その近くに思い出の場所がたまたまあって,かな。
なんにせよ重たい作品です。
2007年01月08日
ファッションファッショ"マインド編"(山田詠美×ピーコ)
ファッションのファの字ほどの興味も持たない私が結局この本の2冊目も手にしてしまったのは詠美お姉さまの魅力だけでなく,二人の掛け合いの面白さに見せられてしまったからでありまして…。
今でも宇宙語のように聞こえるカタカナファッション用語も聞いているうちになんだかわかったような気になって,なんていうと二人に猛攻撃を受けてしまうのでしょうが(^^;)。
ただ,結局この二人が言いたいことってのはなにを身につけようが,どうしようが最後は自分次第だよ,ってことなのかな。
高級ブランドで身を固めたって,ダイヤの指輪だらけで指を装飾したって,その人自身の中身が付いてこなければそれはつけているだけであって,ファッションにはなっていない,と。
いいんです,ジーンズにTシャツにスニーカーだって。
と自分を納得させる。










