2005年12月
2005年12月31日
強殖装甲ガイバー23(高屋良樹)
またまた犠牲が出てしまった。
でもこの手の作品って犠牲者が増えるほどカタルシスが得られるから不思議。
「そんなことない!」って意見が来たらどうしよう…。
私の性格が悪いみたいだ(^^;)。
しかし,それにしても進まない話です。
しかも宿命のようですが,どんどん敵が強くなってきました。
おいおい,収拾つかないよ,このままじゃぁ。
ガイバーもどんどん強くなるんかなぁ…。
ドラゴンボールみたいだな,それでは。
この間久しぶりに少年エースを軽く立ち読みしたら8ページだったかな…。
それは進まないよね,話が。
今日は大晦日です。
毎日,というわけにはいきませんでしたが,今年も良く書きました。
来年もお暇なときに覗いていただければ幸いです。
ありがとうございました。
2005年12月28日
イマジン"Imagine"(アンドリュー・ソルト)
1988年に製作されたジョン・レノンの人生をつづったドキュメンタリーフィルムです。
公開当時もすごく気にはなっていたんですが,見ませんでした。
ビデオが出てもLDが出てもみませんでした。
何ででしょう?。
とっておきたかった,のかもしれません…。
んで,今回初見です。
ヨーコは当然として,シンシアやジュリアン,ショーンや果てはメイ・パンまで出演しているとは!?(^^;)。
プライベートフィルムですね。
でもジョンってプライベートをさらけ出していた人,ってイメージがあるからこういった大きな演出のないフィルムのつなぎ合わせがとても似合っています。
ま,最後の日の部分だけはメガネがスローで落ちていくなんて場面が挿入されていましたけど。
どの歌も私のへなちょこ英語で歌えるのですが,「スターティング・オーバー」のところで涙が溢れてきてしまって歌えなくなってしまいました。
"ダブル・ファンタジー"中の曲は危険ですね。
2005年12月27日
血と骨・下(梁石日)
肉体からほとばしるエネルギーがびしびしと伝わってくる小説でした。
でも,これって小説らしくないです。
架空なんでしょうけど,固有名詞出てくる人物で唐突に現われて何の説明もなくいなくなってしまうのとかがいくつかあって…。
これを作者の緻密さの欠如と見るか,ノンフィクション風のリアリティーと見るか?。
個人的には後者と捉えました。
私の実生活からは想像できないような金俊平の人生とそれに翻弄され続けている人々の記録。
それはまったく現実からかけ離れている虚構の世界の出来事のようでいて,魂にぶつかってくる種々の出来事。
リアルなんです。
映画版は構成がかなり異なっていたので,原作とは別物としたほうがいいかもしれませんね。
映画では英姫の葬儀に俊平が現われたりして本書よりはかすかに人間らしさが感じられた気がします。
2005年12月26日
六義園
駒込にあります。
五代将軍綱吉の家臣だった柳沢吉保が建てた庭園です。
昨日行ってきたんですが,ついたときは相当にくたびれていまして…(^^;)。
都電荒川線に乗ろう,という趣旨でとりあえず車内で散策HAND BOOkを観ているときにきれいな庭園の写真が見えたので行くことになったのです。
そこに書いてある散策コースに沿って庚申塚で降りて,とげぬき地蔵をお参りして商店街をちょっと冷やかしたりしながら進み,「六義園」の看板が見えたところを横道に入りました。
なんだか塀が高くて,立派な表札のついているお屋敷が並んでいるとおりでした。
さらにすたこらさっさと歩いていくとありました(ここまで1時間強),六義園の塀が…。
ここって入り口が一つしかないんですよねぇ。
そこは入り口からちょうど対角線上にあるような地点なので,さらに歩きました。
「着いたぜぇ」という喜びに包まれる中,とりあえずベンチに座って,日向ぼっこ。
このときに飲んだ柚子みつという飲み物がえらく美味しかったです。
オススメ。
「もう歩きたくないよぉ」と駄々っ子になっても誰も助けてくれないので,一周しました。
きれいでしたよ。
東京のど真ん中にこんな大きな庭園が残っているのが不思議でした。
同じ入り口から退園して,ちょっと歩いただけで東京の雑踏が目の前に現われたのです。
2005年12月25日
贋作・罪と罰(野田秀樹)
昨日,24日の14時からの公演を観てまいりました。
初演で大竹しのぶさんが演じた主役を松たか子さんが引き継ぎました。
怪物のように堂々とした大竹さんに当時は圧倒されました。
松さんだと線が細いのかなぁ,なんて思いましたが,なんのなんのすさまじい存在感でした。
考えてみると,常に不安を抱えているようなラスコーリニコフを演じるなら松さんのほうがはまっているのかもしれません。
舞台構成も前回とは違って,中心に置かれた舞台を観客がぐるりと囲むようになっていました。
「赤鬼」のときがこんな舞台だったことを覚えていますが,いいですねぇ〜。
役者の緊張感の持ち方が半端じゃないから,ほとばしるエネルギーが観客席までビシバシ飛んで来ました。
黒澤明監督が「いい役者ってのは後ろ向かせて歩かせればわかるんだよ」とおっしゃっていたのを思い出しました。
下手な役者は背中に感じる視線にやられて変な歩き方になるそうです。
映画と舞台はちょっと違うかもしれませんが,少なくとも今回の舞台で背中が何も語りかけてこない役者さんはいませんでした。
2005年12月23日
血と骨(上):梁石日
数ヶ月前に映画のDVDを観てから買った文庫でしたが,色々な書評を読むと怖くてなかなか読めませんでした。
だって,映画も相当に怖かったのにそれに輪をかけたようなんですから(^^;)。
映画は戦後からの話でしたが,原作はそれをさかのぼること数十年からの壮絶な記録です。
この上巻では最後にやっと戦争が終わるのですが,読みながら吼えて破壊して戦っているのはビートたけしさんでしたし,それを理不尽なほどに耐えて受け入れているのは鈴木京香さんでした。
しっかし,ひどい奴です。
もうどうしようもない印象しか残さない金俊平なんです,なんですが昔自分を捨てた女に再会した後に見せた人間らしさはなんなんでしょう。
結核になっていた彼女に同情したのか,それとも英姫さんに暴力を振るっていたそのときでも八重のことは忘れられずにいたのか?。
ここら辺の心理は到底常人には理解できません。
ま,私が常人かどうか,ってのは置いときまして…(^^;)。
下巻は場面場面で映画が走馬灯のように流れるんだろうなぁ,クワバラクワバラ。
2005年12月22日
陰陽師5(岡野玲子)
毎回適当に笑わせる場面がある本作ですが,本巻ではのっけのエピソードがあたかもギャグ漫画のようでした(^^)。
おなじみの博雅君が玄象に取り付かれてしまいます。
というか背中にしがみついているんですよね(^^;)。
寂しげな玄象が印象的でした。
この短編のあとはいつもどおりのちょっとコミカル要素をちりばめた深刻な陰陽師の出番でした。
今回真葛がとてもかわいかったです。
博雅から雛人形をもらったのはいいですが,呪詛人形のようにしてしまうし(^^;)。
それを見た博雅のリアクションがいいんだ,また。
各巻に数ページだけですが,カラーがついています。
これ,何に描いているんでしょうね?。
色の乗り方がちょっと独特です。
和紙…,かな。
2005年12月21日
図解雑学「算数・数学」(大矢浩史)
世の中の半分くらいの人がこの本のタイトルを聞いただけで,「げっ」と思って敬遠するのだと思います。
が,んが,それはあまりにもったいないというものです。
確かにいくつかの数式が本書の中には出てきますが,それらさえもがあたかもご愛嬌のようにすらすらと読めてしまいます。
小学校や中学校のころに確かに教わった,円周率や二次方程式の解の公式,さまざまな図形の面積や体積の求め方,などなど。
数値や公式が頭の中に残っていても,ではなぜその式から求めることができるのか。
これまた確かに教わっているはずなんですが,ほとんどはわかっていなくて,それこそ20年ぶりくらいに頭の中に入ってきました。
ま,1ヶ月も経てばそのほとんどを再度忘れてしまうのだと思いますが,この本ならもう一度読み直そう,という気になれます。
勉強ではありません,学習でもありません,そんな堅苦しい言葉でくくらないで気楽に楽しく算数・数学と付き合っていけたらよいなぁ,と再確認しました。
2005年12月20日
ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート
世の中に流れているCMってそれこそ数え切れないくらいあるんですが,ほとんどのものがその時代時代に埋もれてしまって,二度と見られなくなります。
本DVDに納められているものは「スタジオジブリ」という高いネームバリューの元で作られた事が幸いし,こうして再び日の目を見ました。
正直言ってほとんどのものが初見でした。
当たり前か,98年から今年の頭までほとんど日本にいなかったんだから…。
収録作の中ではハウス食品の「おうちで食べよう」シリーズが秀逸です。
僕でさえ創造の範囲にしかない,古き良き時代の日本の姿がたった15秒の中で見事に描き出されています。
逆に一番期待していた「On Your Mark」のプロモビデオはちょっと期待はずれでした。
チャゲ&飛鳥の原曲は何度か聞いたことがあったので,これに合わせてどんなアニメを作ったんだろう,と思っていたんです。
長編にする想いがあったのでしょうかね。
2005年12月19日
陰獣(江戸川乱歩)
ぞぞぞわぁ〜,とする一冊です。
「お勢登場」は奥山和由氏が松竹で"RAMPO"を映画にしたときにアニメーションパートで再現されていましたね。
確か名倉靖博氏が担当していて,映画全体の中で最もよくできていた部分だったという記憶があります(^^;)。
表題作の「陰獣」はどんでん返しのどんでん返しで,推理小説マニアの人にとっては今やどうって事ないのかもしれませんが,僕は眠れなくなりましたよ…。
そして「芋虫」にいたってはそのビジュアルイメージが頭の中にできてしまって,うなされそうだ。
さっき読み終わったばかりなので,危険。
乱歩の戦前作品読むといつも思うんですが,差別用語が本当に何の遠慮もなく表現されていて,いやもちろん筆者に差別意識があったわけではなくて,その時代を映す言葉たちだと思うんです。
それに引き換え,今や出版のめども立っていない手塚先生の初期の幾つかの作品たち。
絵で表現されているからまずいのでしょうか?。
漫画という文学からは一段低いと思われている手段だからでしょうか?。
タブーにしないで議論する価値のある問題ですよね。










