2005年06月
2005年06月30日
ライブ・イン・レッド・スクウェア"IN RED SQUARE"(ポール・マッカートニー)
ポール・マッカートニーがロシアで行ったコンサートの模様を収めたフィルムです。
ポールとロシアといえばもう15年位前になりますが「CHOBA B CCCP」ってアルバムがあったのをご存知でしょうか?。
旧ソ連向けに発売されたライブアルバムだったのですが,ビートルズ・シネ・クラブ(現・ビートルズクラブ)でLP版の通販をやっていて確か抽選だったと思いますが,買って感動しました。
「ロックンロール!! 自由だぜ,イェイ!!」みたいな感じ(^^;)。
結局その後正式に西側でも発売されましたけどね(しかもCDで…)。
本作は正式に現在のロシアで演奏されたものです。
プーチン大統領なんかも顔を出していてある意味感動。
でもポールってもう62歳なんですよね。
すごいことです,自分の30年後っていったい。
ライヴ・イン・レッド・スクウェア
2005年06月29日
月の人 豊臣秀頼・上(大佛次郎)
豊臣秀頼が大阪夏の陣の中,逃げ延びて薩摩に渡り実は天寿を全うした,という話は伝説としていろいろ語られていますし,よく小説の題材にもなっています。
本書はその伝説を使っているんですが,実は秀頼にそっくりな若者が秀頼として九州に渡る,という「その手があったか!!」みたいな発想の物語です。
判官びいき,って言葉は今大河ドラマでもやっている源義経からきていますが,私も例外ではなくやっぱり義経とか秀頼とか西郷さんとかが実は生きていてという話は大好きです。
まだ上巻ですが,本物の秀頼も実は生きているらしいという含みも持たせており,これから入る下巻に期待がかかります。
月の人 豊臣秀頼〈上〉
2005年06月28日
黒蜥蜴(深作欣二)
1968年といいますから今から37年程前の作品になります。
黒蜥蜴に丸山明宏(現・三輪明宏),明智小五郎には木村功,ゲストで三島由紀夫や丹波哲郎なども出演しています。
一種,キワモノともいえます。
実際,ラストは三輪明宏のフラッシュバックが付いてくるという「…」な終わり方ですが,この当時正直言ってかなり美しいです。
妖しい美しさ。
もともとは江戸川乱歩の原作を三島由紀夫が舞台用に戯曲を書き,それを基にしているのでちょっと大仰な台詞回しとか,意外な(というか呆然とするような)展開も幾つかあります。
DVD化はされていないようですが,大きいレンタルビデオ屋さんなどを探すとまだ観られるのではないでしょうか。
2005年06月27日
眠り姫・下"UNTIL DEATH DO US PART"(ダニエル・キイス)
なるほど,殺した犯人が**だってのは予想通りでしたが,それを仕向けた人がいるってのはわからなかった。
しかもそのわけが+++だったなんて。
ミステリーがかった作品のレビューって難しいですよね。
伏字が多くてなんだか卑猥な感じ(^^;)。
確かに犯人が誰かとかわかっちゃうと魅力半減なのはそうなんですけど,本作は相当な心理劇なんで,ある程度犯人とか知った上で読むと最初に張られた伏線とかがかなりリアルに思えていいかもしれません。
最後のほうでオカルトめいてくるのがちょっと苦手な感じですが,真犯人がわかりかけた頃は思わず本を置いて大きくため息をついてしまいました。
背筋がぞくぞくしてきてしまいましたから…。
眠り姫〈下〉
2005年06月26日
眠り姫・上"UNTIL DEATH DO US PART"(ダニエル・キイス)
深層心理下にあるものを無意識のうちに引き出されて,でもそれを情況証拠としてある人間が殺人罪に問われる。
しかもその人は自分の夫であり,殺されたのは自分の娘とその恋人だった。
夫は死刑の宣告を受けるがそのときには精神を犯されており,死刑を行うことはできないとされる。
とまぁ,こんな話です。
真犯人は「**」だろう,ってのはなんとなくわかってしまうのですが,まだ下巻を読んでないのでしっかとは判断できません。
面白いのは睡眠障害に悩んでいる主人公には学生時代から4人の騎士がいて,云々という設定です。
しかも殺された娘の父親がいったい誰なのかもわからない(^^;)。
結構ベタな謎という感じもしますが引き込まれてしまった。
眠り姫〈上〉
2005年06月25日
リンゴ・ラマ"RINGO RAMA"(リンゴ・スター)
ほのぼのボーカル,多岐に渡る友人たち,スタンダードのような楽曲,リンゴ・スターの一般的な形容です。
もちろんそれを否定する気はないし,できません。
ただ,僕にとってリンゴは特別な存在です。
一番最初にステージで実際に見たビートルなのです。
確か高校一年のとき,横浜アリーナでした。
その後ジョージ,ポールのステージも見に行きました。
それぞれ本当にすばらしく感動させられましたが,リンゴが一番!,って思います。
自分自身が楽しむためにやっているのが本当に感じられました。
本作は2003年に発表されたオリジナルアルバムです。
肩肘張らず,ヒットさせなければいけない義務感もなく,友人たちと楽しくプレイしている,そんな印象です。
何かをしながらバックに流しておく,そんな聞き方がいいですね。
リンゴラマ
2005年06月24日
イーハトーブ幻想〜KENjiの春(河森正治)
本放送時(1996年)にテレビで観て,「こ,これは」って思ってビデオに撮らなかったことを後悔しました。
宮沢賢治と河森正治の取り合わせに何か違和感を覚えつつも気になってみた結果でした。
なんか陳腐な言い回しになってしまいますが,イメージの洪水としか表現の仕様がない地割れから見える歯車やらなにやらの作画が印象的です。
賢治たちを猫のキャラクターで表現しているところに「銀河鉄道の夜」のアニメ版を思い浮かべる人もいると思いますが,これはますむらひろしさんの作品からのイメージで,銀鉄も同様。
多分宮沢賢治を知らないで観た人が,賢治の作品に触れたくなる,そんなアニメ作品だと思います。
イーハトーブ幻想 〜 KENJIの春
2005年06月23日
間違いの喜劇"The Comedy of Errors"(ウイリアム・シェイクスピア)
シェイクスピア,なんて聞くと「古典」「難しそう」なんていう感想が聞こえてきそうです。
小さい頃は僕もそうでした。
その固定観念を変えてくれたのが手塚治虫先生であり,黒澤明監督です。
具体的には「七色いんこ」「蜘蛛巣城」「乱」といったところです。
興味ある方はぜひどうぞ。
さて,本作は顔のそっくりな二組の双子が入り乱れてあっちと出会って,こっちと離れてを繰り返します。
これだけ聞くとなんだかお約束のドタバタ喜劇なんですが,はっきり言ってそのとおりです。
登場人物も少ないですし,シェイクスピアなんて読んだことないって人にはお勧めですね。
間違いの喜劇 シェイクスピア全集 〔5〕 白水Uブックス
2005年06月22日
隠し砦の三悪人(黒澤明)
黒澤初のワイドスクリーン作品です。
それを存分に楽しむように画面いっぱいに映像が展開されます。
本作の千秋実×藤原釜足の百姓コンビがスターウォーズのロボットコンビのモデルになったのはあまりにも有名ですね。
さらにルーカスはオビ・ワン・ケノービ役に三船をオファーしたのですが断っています。
今思うと非常にもったいない話ですが,当時とすれば子供だましのような空想映画には出たくなかったんでしょうね…。
見所はいくつもありますが,三船が乗馬したまま刀を振り上げて同時に走る騎馬武者を倒すところは何度見ても鳥肌が立つところです。
隠し砦の三悪人
2005年06月21日
学校に行かなければ死なずにすんだ子供(石坂啓)
ショッキングなタイトルをみて「ドキドキ」感いっぱいで本書を読みました。
僕が小学校を卒業してからもう20年くらいがたって(ヴッ!?),当時と現在とはどれくらい違うのか,まったくもってわかりません。
独身でもあるので自分の子供もいません。
僕は結構順応性が高かったのか,あまり学校を嫌だなと思ったことがありませんでした。
それなりに友達もいたし,給食も好きだったし,嫌いな先生も(いましたけど)そんなに気になりませんでした。
でも子供を取り巻く状況ってのはやはり違うわけでして,家族構成や地域の遊び場,受験とか…。
僕は気づいていませんでしたが,相当無理をして学校に来ていた人もきっといたんでしょうね。
そして今はきっとその比率が高いに違いありません。
大人はそれを受け止めてあげなければいけないし,逃げ場を作って一緒にいなければいけないなぁ,と思いました。
学校に行かなければ死なずにすんだ子ども










