2004年12月

2004年12月27日

魔術師(江戸川乱歩)

名探偵明智小五郎の恋愛が描かれている珍しい2編です。
「魔術師」では冒頭で妙子さんにでれでれしていたくせに心変わりしてぇ,なんて感想は野暮でしょうか(^^;)。
 
「吸血鬼」はかなりの長編なのですが,睡眠時間を削って読んでしまいました。
名探偵「あっきー」の謎解きは大はずれに外れて3分の2くらい読まないと真犯人がわかりませんでした(;;)。
 
これらが戦前に書かれた作品であることを差し引いてみても時代を超えた名作群です。
 

江戸川乱歩全集 第6巻 魔術師

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2004年12月26日

ニューヨークの王様(チャップリン)

通常の人がイメージしているチャップリンはぜんぜん出てきません。
いわゆるステッキにちょび髭にツンツルテンの上下,というあれです。
 
でも,でもやっぱりこれはチャップリン映画なんですよね。
世間に対する皮肉。
小さい頃に非常に苦労したチャップリンの真の心情だと思います。
 
赤狩りでアメリカを追われたその悔しさを画面に現していますが,別に相手はニューヨークでなくてもよくって普遍的なものだと思います。
 

ニューヨークの王様 コレクターズ・エディション

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2004年12月25日

羅生門(黒澤明)

ベネチアで金獅子賞をとりました。
ただ,今となっては黒澤監督の代表作のようにも扱われて亡くなられた時のニュース番組なんかでも盛んに流されていましたが,当時のキネマ旬報では年間で5位だったんですよね。
 
日本人の現金性も感じられますし,当時の邦画の勢いがそれだけあったという見方もできます。
 
京マチ子さんがまさに平安の時代の女性といった顔をしていてものすごいリアル感があります。
 

羅生門 デラックス版

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2004年12月24日

The Beatles(The Beatles)

俗に「ホワイトアルバム」と呼ばれています。
 
よく言えばバラエティ豊か,悪く言えばごった煮のようなアルバムです。
とにかくこのアルバムを聞けばポップ,ロックの可能性のすべてがわかるような内容です。
 
一時期「Revolution9」に凝ってエンドレスで聞いていました(^^;)。
家族から"危ない"といわれましたけど…。
 

ザ・ビートルズ

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2004年12月23日

HANA-BI(北野武)

「ベネチア国際映画祭グランプリ」が冠についてしまうのがなんともどうも,という感じがします。
 
岸本加世子さんが本当に素敵な演技をしています。
ほとんど台詞がないのにちょっとした表情の変化でたけしさんへの愛情を豊かに表現しています。
そんな岸本さんに接するたけしさんもほとんどしゃべらない,というのが不思議と普段のテレビでは喋り捲っている二人と好対照になって絶妙な味になっていると感じました。
 

HANA-BI

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2004年12月22日

日本の差法(ビートたけし×ホーキング青山)

武監督の「Dolls」にも出演していた身障芸人ホーキングさんとたけしさんの言いたい放題本(^^)です。
 
差別って言葉もそうですけど,差別をやめようとしている人が逆に助長してしまっている部分って多いですよね。
本人がそう思っていなくても結果論として。
 
でもそういうのを健常者の立場だけで言うとまたうるさいわけで,ホーキングさんのような人がどんどん言ってくれると正しい(というのもなんですが)方向にいろんなベクトルが向くんじゃないかな,なんて思います。
 

日本の差法―無差別級トークバトル

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2004年12月21日

PLATONIC SEX(飯島愛)

いつもかばんには文庫を一冊入れています。
この間の休みの日,ふとそれを見ていると「あ,もう読み終わりそう」ってことで,昼食時に読む本がない,とあせりました。
急いで入った古本屋さんで目に付いたのが本書です。
 
数年前に話題になって,興味はあったのですが買うほどではないなぁ,と思って読んでませんでした。
思春期の不思議な色々な衝動には共感できましたが,田舎者の自分には「本当かなぁ」なんて場面もしばしば…(^^;)。
 

プラトニック・セックス

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2004年12月20日

月と手袋(江戸川乱歩)

表題作は最後までどきどきしながら読めました。
ただ,最後の最後はちょっと無理あるだろう,とも思えます。
 
「影男」はちょっと悪乗りしすぎ,というかこれが乱歩の本当の姿なのかもしれませんが…。
 
いちばん軽く楽しめるのが「黄金の虎」。
なんだかほのぼのとした魔法博士と少年探偵団の知恵比べです。
これなら夢に出てくる心配もありません(^^;)。
 

月と手袋―江戸川乱歩全集〈第18巻〉

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2004年12月19日

徳川慶喜家にようこそ(徳川慶朝)

徳川慶喜のひ孫が曾おじいさんのことを書いた本です。
とは言ってもぜんぜん堅苦しいものではなく,現在となってはぜんぜん普通の人がちょっと周りのかわった空気を感じつつ自分の家のことを述べています。
 
高貴な家に生れてよかったこともあり,あまりよくなかったこともありとかなり興味深い内容になっています。
 
曽祖父以上のことがまったくわからない普通の家に生れた自分からしたら連綿としたか系図があるだけでもうらやましいですが…。
 

徳川慶喜家にようこそ―わが家に伝わる愛すべき「最後の将軍」の横顔

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2004年12月18日

来るべき世界(手塚治虫)

藤子不二雄さんの「まんが道」をよむとまさに伝説の作品となります。
400ページの本のために実は1000ページ描いて残りの600ページは発表されなかった云々。
その真偽はともかくとしてとにかく原形をとどめないほどの描き直しをしていた手塚先生からは十分にうかがい知ることができるエピソードです。
 
いわゆる初期SF三部作の最後を飾った作品。
さすが,期待を裏切らずにびしっとしめます。
とは言っても初期〜自体が後付のことですけど。
 
後に24時間テレビの一環でアニメ化されました。
 

来るべき世界 (1)

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